大村知事のリコール成立までの流れ、署名時の注意点など

政治・社会あいちトリエンナーレ

あいちトリエンナーレの件で批判殺到の大村知事、リコール(解職請求)をとの声も県内県外ともに多い。

2016年のCoCo壱番屋事件での大村知事の対応・発言など、知事としての評価は著しく落ちていたのハズですが、2019年の知事選挙でも立候補者は大村知事か共産党推薦の人だけだったので、県民の選択としてもやむを得ずというところでしょうか。

知事のリコール成立は前代未聞という難しさで、必要な署名数は愛知県で100万名分あまりにも登り、更にリコール受付けには選挙日から一年以上経過している必要があり、愛知県知事選は今年2月に終わったばかりなので、リコールの署名活動が可能なのは2020年2月以降となっています。

この一年間はリコールできないというルールにより、半年以上も先であればあいちトリエンナーレの話題も風化しているとみて大村知事は強気の発言・行動に出ているのでしょう。

それでも、大村知事に更に3年の任期があることを考えると、是が非でもリコール運動が巻き起こる事に期待したいという県民は多いのではないでしょうか。

知事・市町村長のリコール(解職請求権)要件については以下の記事も書いています。

大村知事リコール成立までの流れ

①解職請求代表者による証明書の交付申請(2020年2月以降)
②市選挙管理員会が証明書を交付
③署名集め期間(交付告示日から1ヶ月)
④必要な署名数以上なら役所で公開、本請求
⑤本請求から60日以内に住民投票
⑥過半数獲得でリコール成立(再選挙)

救いなのは、繰り上げ当選ではなく再選挙になるところですね、前回の候補者は大村知事と共産党推薦者のみなので・・

やはり解職請求が可能になるまで、まだ5ヶ月も先であることと、必要な署名数の獲得からハードルはかなり高い印象です。

メディアは頼りにできない

現在の大村知事擁護報道を見て頂ければわかるように、愛知県内の主流オールドメディアは全く当てにならないです。

残念ながら、左派メディアばかりな上に、やはり以前より慰安婦問題に言及していたりする河村たかし市長に風当たりが強いです。

名古屋市義会も頼りにならない

河村たかし市長率いる減税日本は名古屋市議等の議員報酬削減で争い続けている事もあり、なかなか敵対する議員が多いと思われる。

それでも大村知事のリコールは成立させるべき

そもそも、県知事のリコールが成立した事例が見つからないくらい知事のリコールというのは難しい事であると思われ、仮にメディアの協力を得られても難しいことでしょう。

それでも、現段階で署名に必要な人数の愛知県民が大村知事のリコールに賛成しているのは間違いなく、成立に向かっていくべきだと思います。

逆に前代未聞とされる知事のリコール成立を愛知県で成し遂げる事で大きく報道される可能性はあります。

リコール署名は正確・慎重に書く

奇しくも、名古屋市の河村たかし市長の減税政策などを支持する市民団体が平成22年に議員報酬削減に反対する市議会のリコール(解散請求)運動を行なった事例から署名に厳密さが必要とされる事が予想されます。

当時の名古屋市議会のリコール運動に関する署名は、不可能と言われつつも住民投票に必要な署名36万人分を大幅に上回る46万人分の署名を集めながら、異常な割合の署名が無効とされ住民投票に必要な署名数として受理されなかった経緯があります。

その後、住民による異議申し立てが相次ぎ、有効票とされた署名数が規定数に達した。

署名を集める際は、無効となる署名数も加味して集める事が一般的ではありますが、この様にチェック側が中立でないと思われる場合、想定以上に無効票と判断される可能性があります。

名古屋市議会のリコール運動の署名において無効とされた事例

衆議院のサイトで、その市議会リコール署名に関する質問主意書というものがあったので参考にします。

  • 文字を訂正書きしたのものを全て無効
  • 部屋番号を先に書いてしまいマンション名を書き加えたものを全て無効
  • 二~三ミリの試し書きをした署名を全て無効
  • 修正テープあるいはホワイトで修正したものを全て無効
  • 他の区で使うため、二本線で抹消訂正し区名を書き込んだものを全て無効
  • 請求代表者の印鑑が一つでも薄かったり、一人の印影が半分しか見えなかったりしたものを全て無効
  • 印刷機の具合で解散請求の用紙と請求代表者証明書の印刷がやや二重写しになっていた署名用紙(判読可能でも)を全て無効
  • 誕生日の年の勘違い、元号の記載漏れ、誤記の訂正あるものを全て無効
  • 同一マンション内で署名を集めるためにマンション名をまとめて書いていたら、棟や部屋番号、氏名などが全て明らかに筆跡が違っても全員分を無効
  • 自署した署名であっても、似た筆跡は同一筆跡とし、全員を無効
  • 家族に頼まれて代筆したものでも代理人印がないとの理由で全て無効
  • 町名、マンション名があれば住所確認できるが、番地が抜けていれば無効
  • 通常通りUR団地と住所に書いたもの(正式には公団なので無効)
  • 同居家族が住所を「〃」と書いたものを無効
  • 押印が判読可能でも薄い・濃すぎるもの、欠けているものを無効
  • 同姓の人が同じペンを使って署名したものを筆跡が違っても無効
  • 選挙人名簿の名前が平仮名であったために漢字で書いた表記を無効
  • 住所が枠内に書ききれなかったので、はみ出して書いたものを無効

全部読まれる方も少ないかもしれませんが、異常な判断でことごとく無効署名にしており、なにがなんでも必要数に達しないようにしていた事が伺えます。

集まったリコール署名をチェックする人たちが中立でなかったり、圧力があったりするとせっかく大村知事のリコール署名が集まっても無効とされる可能性を懸念すると、名古屋市義の解散リコールの時のように異議申し立てにて覆せない可能性もあるので署名する時から徹底して正確に書いていく必要がありそうです。(彼らならメディアも味方している事もあり、やりかねず、常識が通じないのは確認済みですよね)

リコール署名時の注意点

上記の無効にされた内容から、署名時に徹底した注意を払う部分をまとめておきます

  • 訂正はしない、新たに書き直す
  • 家族でもそれぞれが書く、筆跡が似ていたら嫌でも違う感じに
  • 同一住所でも「〃」で省略しない
  • 住所は正確に(住民票確認してでも)
  • 住所は長くても、読める字で一行で枠内に入れる
  • 署名用紙が印刷ブレしているものは破棄する
  • 押印は正確無比に・・
  • 同一マンション名でも部屋番号だけでなくマンション名から各々が書く
  • 家族・同性でもできれば違うペンで

とまあ、いかに市議会リコール署名のチェック体制が如何に酷かったのかわかるだけでしたが、大村知事サイドの事を思えば徹底しておくにこしたことはないでしょう。

2020年2月までは充電

来年、2020年2月になれば、どなたかが解職請求代表者による証明書の交付申請を行ってくれると思われます。

それまでは、いつでも署名できる様に充電期間になりますです。

県民の多くがどれだけリコールに賛成していても、県全体で100万人分あたりの署名を集めるのは非常に大変でしょう。

その際、時間に余裕があるのならば署名集めにも協力できると良いですね。