皇位継承問題、政府が有識者会議設置 間違っても憲法改正の取り引きカードにだけは使わないで下さい

2019年7月30日政治・社会皇室

皇位継承問題、政府が有識者会議設置とのニュースがありました。

〈1〉まず3人の男系男子が現在の順位に従って皇位継承することを明確にする

〈2〉そのうえで具体的な安定継承策や皇族数の減少対策を検討する

皇位継承順位を維持へ…政府、秋にも議論着手 : 政治 : 読売新聞オンライン

皇位継承問題の有識者会議と聞くと、小泉内閣時にも設置され女系天皇を認める方針を纏めようとした過去があるので気になるところですが、女系天皇前提で設置された当時の有識者会議と違って、今回は現在の皇位継承順位を維持を前提とした有識者会議の様です。

小泉内閣時に設置された有識者会議を調べると、当時の安倍総理や麻生副総理などは慎重な姿勢を示していたとあるので別物になってくれるのか。

しかし「現在の」皇位継承順位を変更しないことを前提とあり、やはり女性宮家・女系天皇だけを議論の対象としていそうなので嫌な予感がしてならない。

勿論、女系天皇が認められてしまっても、いずれ歴史上初の女系天皇が誕生する頃には私達は生きてはいないと思いますが・・・・

小泉内閣時に設置された有識者会議

小泉内閣時に設置された有識者会議は「皇室典範に関する有識者会議」としてWikipediaにまとめられています。

皇室典範に関する有識者会議(こうしつてんぱんにかんするゆうしきしゃかいぎ)は、第87・88・89代内閣総理大臣・小泉純一郎の私的諮問機関。

男性皇族が40年誕生していないため、若い男性皇族が不足し、皇位継承に支障を来たす恐れがあることから2004年(平成16年)12月27日に設置され、皇位継承やそれに関連する制度について2005年(平成17年)1月より17回の会合を開き、同年11月24日には皇位継承について女性天皇・女系天皇の容認、長子優先を柱とした報告書を提出した。

皇室典範に関する有識者会議

報告書の主な内容

  • 女性天皇及び女系天皇を認める。
  • 皇位継承順位は、男女を問わず第1子を優先とする。
  • 女性天皇及び女性の皇族の配偶者も皇族とする(女性宮家の設立を認める)。
  • 永世皇族制を維持する。
  • 女性天皇の配偶者の敬称は、「陛下」などとする。なお、女性天皇の配偶者の具体的な呼称については触れられていない。
  • 内親王の自由意志による皇籍離脱は認めない。

この報告書には朝日新聞・毎日新聞・読売新聞が高く評価し、産経新聞は懸念を表明した。

皇族方の意見としては寛仁親王がこの報告書に対し私的な見解とした上で「皇籍を離脱した元皇族の皇統復帰、元皇族(男系)を女性皇族(内親王)の養子とした上で皇位継承権を与える、断絶した宮家(秩父宮や高松宮)を元皇族が継承・再興する、などの方法により、男系継承を守るべき」と懸念した発言をされている。

また、当時の総理大臣である小泉純一郎は、この時、女性天皇と女系天皇の違いについて良く理解していなかったとの話(噂?)もあり、政界引退後、女性天皇や女系天皇に関する議論はすべきではないと表明している。

有識者会議のメンバーはどうなる?

別に、女系天皇反対派だけで組んで欲しいとかではなく、バランス良いメンバーであると良いですね。

ただ、皇室を無くしたいが為に女系宮家・女系天皇を推進しようする人物は避けて人選してほしいものです。

女性天皇

「現在の皇位継承順位を変更しない」という前提なので、愛子さまが天皇にーという事はなさそうです。

しかし、愛子天皇を希望されている方たちに知って欲しいのは、対象の意見の人達も愛子天皇は嫌だ、と思っている訳では決してありません。

皇族の歴史を変えなくても継承される悠仁さまがいらっしゃる今、女性天皇論はおかしいのでは?と考えているだけです。

愛子さまが天皇になられるのは、母系(女系)天皇を反対の方も含め殆どの国民が心から日本の象徴として喜ぶ事と思います。

しかしこの場合、女系天皇は愛子さまのご子息が天皇になられる事にあたりますが、天皇になられる事が決まった(実際天皇になるのは、ずっと先の話です)愛子さまは、国民が期待していても、皇室の歴史から(少なくとも一般の男性との)ご結婚を避けられる道を選ばれる可能性は十分に想像できてしまいます。

結局、その後は世代的に悠仁さまのご子息がおられれば、その方が天皇に、もしいらっしゃらなければー、と問題解決には繋がりません。

女性宮家

なぜ皇位継承者が減ってしまったのかといえば、少子化などではなく皇族の中で奇跡的に8人連続で女の子が生まれた事が大きい。

素人考えではありますが、一度危機を乗り越えれば、女系宮家を作らずとも男系宮家が増えていき、逆にまた宮家の数を調節しなければいけない場面がおとずれると思います。


よく女系が認められているイギリスの皇室と比較されますが、女系を認められてる為に王位継承権を持つ人が発表されているだけでも5,000人もいる事を忘れてはいけません。

日本で同じ様にした場合、宮家が誕生し続けて、そう長くまたずして税金だけでは維持できなくなる事は明白で、この場合もどこかで区切りをつけなければいけません。

でなければ、いつか日本人全員が皇族になり、皇位継承権を得る事になりそうです。

皇族の人数が足りないのであれば公務を減らして頂けばよいのではないでしょうか。

旧宮家案

敗戦後GHQによって廃止された旧宮家の復活や養子を出して頂く案ですが、今回議題にあがってくるのかは不明です。

遡って男系の子孫を探すという方法は古来より行われてきた歴史がありますが、現在皇族を離れられている旧宮家の方々と話がまとまっていないと始まらい話でもあります。

旧宮家・武田家のひとりであられる竹田恒泰さんは、10年前近くの番組で既に旧宮家の方々はこの問題を認識しており真剣に考えて生活されていると言われており、最近でも話題にされています。

竹田恒泰さんによれば、皇族を離れたといっても数十年であり、また現在も皇室との付き合いもあるようです。

政府は既に旧宮家の方々と内々に話を進めているのでしょうか、気になるところです。

皇室を無くしたいとしてる政党や議員は

皇位継承問題を議論する目的は、あくまで「皇室の安定した継続」なので、そもそもが皇室を無くしたい政党・議員が「皇室の安定した継続」をテーマについて議論する事自体どうなのでしょう。

勿論、共産党や立憲民主党、今だとれいわ新選組もかな、そういった政党の支持者は皇室を無くす事に賛成な人達も多いでしょうから民主主義に乗っ取るべきですが。

皇室をなくしたいのなら、女系天皇の誕生が今まで続いてきた皇室の終わりになる事を狙って、理由は伏せて女系天皇と声高に叫んでいるのでしょうけど、別途、皇室撤廃案でも国会に上げれば良いではないでしょうか。

憲法改正の取り引きカードにだけは使わないで下さい

個人的には、どちらが重要かといえば紛れもなく圧倒的に、皇室>>>憲法改正です。

今の皇室の歴史が失われてしまえば、日本国民としてもそうですが、世界から見た天皇の存在に大きな影響を与えてしまうと考えています。

まさかとは思いますが、間違っても憲法改正の議論や発議を進める為に皇室を取り引きのカードしないで頂きたい。

時期的にちょっと危ない気がする。

正直なところ、世論や政治だけで判断してしまって良いものだろうか。

皇室の方々は殆どの事に意思や意見を述べられる事はありませんが、言ってはいけない訳ではありません。

今回も特に皇室問題だけはしっかりの皇室の方々の声を聞いて判断するべきかと思います。

2019年7月30日政治・社会皇室

Posted by Yousuke.U