テレワークの意味は?テレテレややこしい話

中国武漢から始まった新型コロナウイルスの影響で世界各国で大変な状況となっていますが、ここのところテレワークという言葉を良く耳にするようになりました。
わざわざ調べるまでもなく、その意味はなんとなく想像できる訳で、それはそれで概ね正しいのですが、そもそもテレワークという言葉は以前から一般的に使われていたかのように馴染みがあるというか、なんなら昭和クサい言葉というイメージです。
テレワークの意味
テレワークという言葉が古臭く感じてしまうのは、テレフォンやテレビを連想してしまうからでしょうか。
テレワークはあくまでテレワーク(tele-work)でありテレフォンワークでもテレビジョンワークでもない。
おそらくテレフォンショッピングやテレホンカードなどのテレフォン~や、テレビゲームなどのテレビ~という言葉が、私にはどことなく昭和っぽく感じてしまったようです。
テレビやテレフォンで使われている「tele」は離れた場所、遠隔などの意味を持っています。
テレワークは和製英語?
テレワークは在宅勤務という意味で使われていますが、英語では在宅勤務は「Working at home」や「Tele-commuting」の方が一般的そう。
「tele-work」なら「tele-working」「teleworker(在宅勤務者)」の方が使われるぽいですね。
「Tele-commuting」??見なかった事にしよう。
悪いのはテレフォンな気がする
「tele-phone」も「phone」も同じ「電話」という意味で使われています。
調べればわかる事なのでしょうが、鶏が先か卵が先かのような話で、電話そのものが遠隔・離れた場所でのみ使う道具なのでteleを付ける必要がそもそもなかったのではないかと思われる。
phoneが先なのかtele-phoneが先なのか。
phoneが先だった場合、それは元々どういったモノだったのか気になる。
そもそもテレフォンも和製英語でないまでも、海外ではCell phoneやphoneで通ってそうなところをみると、日本で主に使われてきた言葉のように感じますね。
現在では日本においても電話の事をテレフォンと呼称することはあまりなく、かといってフォンでもなくそのまま日本語で「電話」か最近は電話=スマートフォン(smart-phone)が主流なんでわからないですね。
もし、電話という英語がtele-talkとかいう単語だったら、今頃どうなっていたのでしょうね。
テレが付く言葉色々
テレパシー(tele-pathy)
超能力のひとつ、直接に他の人の心に呼びかける力
テレキネシス(tele-kinesis)
超能力のひとつ、念力、和製英語かも
テレカンファレンス(tele-conference)
電話会議、遠隔会議
テレフォト(tele-photo)
望遠レンズ、テレレンズ(tele-lens)でも
テレイグジスタンス(tele-xistence)
遠隔臨場感、ロボットなどのバーチャルリアリティ分野で使われている言葉
テレポート(tele-port)
瞬間移動を意味する言葉
テレスコピック(tele-scopic)
機械などで重なり合った筒が伸び縮みする構造のこと
テレコム(tele-communications)
電気通信、tele-comで良い
などなど、これらはほんの一部でテレ(tele)で始まる言葉は相当な数があるようです。
リモートワークではダメなのか
遠隔操作がテレコントロール(tele-control)よりリモートコントロール(remote-control)が一般的な様にtele~で始まる言葉は他の言葉が主流で使われている場合も多そうです。
やれクラスター(固まり・群れ)だのロックダウン(首都封鎖)だの妙にオサレ感を出す言葉をメディアに出てばかりでいつ研究や臨床をしているのか不明な専門家達は使いたがる。
ここは日本なのだけどね。
それならテレワークもリモートワークと呼んだ方がオシャレ感がある気がしますが、テレワークは通常は会社仕事の業種が在宅勤務する事を指し、リモートワークは在宅勤務が基本の業種を指すなど少し意味合いが変わってくるようですね。
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