ジンギスカンという名称は止めても良いよね
KIMONOを下着のブランド名として発表したキム・カーダシアンさんの件を受けて、南モンゴル)出身の文化人類学者の方が「ジンギスカン」の名称を変えて!とコラムを発信していました。
KIMONOの件は京都を中心とした日本人から大きく非難されブランド名の変更となりましたが、商標権の問題もあったのでジンギスカンとは少し状況は違いますけど、KIMONOの話もかなり人気のアーティストなので仮に商標登録の話がなかったとしても騒がれていた気もしますし、考えさせられたコラムでした。
キム・カーダシアンの「キモノ」に怒った日本人よ、ジンギスカンの料理名を変えて | 楊海英 | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
ジンギスカンという料理は羊肉を使った北海道の郷土料理で、名称の由来はモンゴルの英雄チンギス・カン(チンギス・ハン)からきているのは、誰もが知っている通りで、ずっと前にもモンゴルの人は良く思っていないと、同じ様な話題を目にした事があります。
その時はちらっと見たくらいで、侮辱している訳でもないけど、その国の人が嫌だ言うのであれば変えても良いのでは?という軽い印象くらいでしたが。
google翻訳ツールでもジンギスカンはチンギス・カン(チンギス・ハン)に翻訳されますね。
例えば天皇の名称で考えてみて欲しい
上記の記事では、例えば天皇の名称で考えてみて欲しいと書いてあり、ハッとする。
モンゴルの人にとってはチンギス・カン(チンギス・ハン)は日本人でいう天皇の様な存在なのだと。
上記記事での説明では〇〇焼き、〇〇揚げなんて料理名を海外で使われていたら嫌でしょ?って内容です。
うーーん、それは確かに嫌ですね・・・例えとわいえ、このニュアンスで文字列として並べるのも無理なくらいに・・。
このあたりは完全にニュアンスの捉え方次第な部分でもあります。
特にネガティブな話でもない時に、〇〇焼きと聞けば饅頭やどら焼きとか大判焼き、あるいは焼き物なんかで「ありそう」という印象を持てそうな気もします。
流石に肉料理では、ちょっと、、ですけど。
記事にするにあたって、不敬ながらも〇〇焼きなどで検索してみたところー
昔ならともかく今の時代なら、勝手に商品名にしてるお店とかありそうと思いましたが、見事に天皇の名称を使った料理ってありませんね、凄い。(丼がひとつ出てきましたが、海鮮丼の写真が一枚あるだけの海外写真サイト)
ジンギスカンは〇〇焼きと付ける料理名ではないが
結構な数の他国の国名や地域・都市名などを料理名にしてきている日本ですが、他国の人物名ってのは以外と少ない?
ジンギスカンは〇〇焼きと付ける料理名でもなく、決して侮辱している訳ではないです。
しかし、そうはいっても、国も文化も言語も違うのだから、もしモンゴルの方が嫌悪感を感じるのであればそれはあって当然の反応であり、日本人として改善するべき事なのではないでしょうか。
料理の内容と名称が全く結びつかない料理も多い日本では違和感ないかもしれませんが、もし料理名は食材の名称が入っているのが基本な文化であれば、ジンギスカンという料理名では食材がー、と取られても仕方ないかもしれません。
思いっきり騒いでくれればー
私は北海道民でもなんでもないのであれですけど、仮に自分の家が代々ジンギスカンを売りにした料理屋だったとしても、もう変えようよ、って思う気がします。
もしかしたら北海道の方やジンギスカンを扱っている料理屋さん達だと、他の地域の文化に口出しするな、というのでしょうか。
いや、でも文化というならモンゴルの人たちが大切にしている文化を踏みにじっている訳ですし、うーん。
仮にモンゴルの人の想いを考えて、多くの日本人がジンギスカンから他の名称に変更する事に賛成だったとしても、なかなか動きなんて起こりそうにありません。
ここはモンゴルの人たちに結束して大騒ぎしてもらって国を通して抗議して貰えればあるいわ、ってところだと思います。
いまさらーなんていう日本人も中にはいるかも知れませんが、そこには、ふざけるな!と言ってやってくれれば良い。
他国には非難するのであれば、同じことを自分の国ではOKなんて、それは宜しくない。
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