バター入り(風味)のマーガリン比較、バター風ばかりになってきたのは何故か

食べ物・飲み物比較

バター風マーガリン

気が付けばバター風味のマーガリンがずらっとスーパーの棚に並んでいます。

歴史を辿れば、マーガリンはバターの代替品として生まれたのは知られている事ですが、マーガリンはバターという名称とは決別していたハズです。

人造バター

人造バターは昭和27年頃から日本で普及しだしたマーガリンの名称です。

人造バター

人造バターというネーミングもパッケージデザインも現代においては恐怖さえ覚えるところですが、昭和初期の頃の商品ですから、そこは仕方ない。

タマゴマーガリンの方は(原材料にタマゴが使われていたのかは不明でした)パッケージに植物性高級人造バターとありますので、この頃にはもう動物性脂肪の研究からマルガリン酸を用いていたマーガリンではなく植物油を使った合成マーガリンと呼ばれるものが普及しだした後なのでしょう。

この合成マーガリンの原料は原料油脂、発酵乳、食塩、着色料、乳化剤などを混ぜ合わせたものなので、う動物性脂肪のマルガリン酸は既に含まれておらず何故マーガリンの名称のままになったのかも謎ですね。

バターvsマーガリン

その後、トランス脂肪酸などの健康に影響を及ぼす問題をベースにバターとマーガリンは対立する形となっていきます。

アメリカなどマーガリンを規制する国も多くなりました。

現在でもアメリカではマーガリンを使用・販売禁止食品に決定するなど、バターvsマーガリンの議論が尽きませんが、冷静に考えると「バカと言ったお前の方がバカ」みたいな、バカ同士改め体に悪いモノ同士の罵り合いに違いない。

しかし、これを機にマーガリンは人造バターの名前を捨てていく事になっていきます。

再びマーガリンが商品名にバターの名称を使うように

そんな背景があるマーガリンでしたが、最近ではファットスプレッド(食用油脂の割合が80%未満のマーガリン)も含め、商品名やパッケージにバターの名称を使うようになってきました。

使うどころか、いよいよ「マーガリン」のテキストより「バター」のテキストが目立つ様なデザインの商品が目立ってきましたよね。

バター風マーガリン

※〇〇ソフトという名称やマーガリンと書かれていないのはマーガリン類ファットスプレッドになります。

よもやパッケージの色までバターカラーにしてきていて、もうおばあちゃんなんかバターと間違えて買ってしまいますよね、これ。

そういれば、アメリカではマーガリンはバター色に着色してはいけないという裁判・判決があった気がしますが、そもそもマーガリンの本来の色も知らない私達日本人はどうすれば良いですか?

バター入り(バター風)マーガリン比較

バター入りまたはバター風味のマーガリンを比較すると、基本パターンとして風味は概ねバターパウダーが使われていますね。

バターの配分量が書かれていないバター入りも原材料名にバターとあるもののバターらしさを出しているのはバターパウダーが多いのかな。

バターのようなマーガリン(雪印メグミルク)

分類商品名:マーガリン

原材料:食用精製加工油脂、食用植物油脂、食塩、粉乳/乳化剤、香料、着色料(カロテン)、(一部に乳成分・大豆を含む)

100gあたりのカロリー:741kcal

ソフト&バター(雪印メグミルク)

分類商品名:乳等を主要原料とする食品

原材料:バター、食用精製加工油脂、食用植物油脂、食塩、粉乳/乳化剤、香料、着色料(カロテン)、(一部に乳成分・大豆を含む)

100gあたりのカロリー:550kcal

バター仕立てのマーガリン(雪印メグミルク)

分類商品名:マーガリン

原材料:食用植物油脂、食用精製加工油脂、バター、粉乳、食塩/乳化剤、香料、着色料(カロテン)、(一部に乳成分・大豆を含む)

100gあたりのカロリー:740kcal

ラーマ バターの風味

分類商品名:マーガリン

原材料:食用植物油脂、食用精製加工油脂、食塩、脱脂粉乳(乳成分を含む)/乳化剤(大豆由来)、香料、着色料(カロテン)

100gあたりのカロリー:746kcal

バター風マーガリンが普及した背景

おそらく何年か前にバター不足で騒がれた年があって、そのあたりからこういった商品が増えてきたのかなという気がします。

日本ではトランス脂肪酸の表示義務や消費量に対する規制がなく、高関税もあってバター不足もあり、バターは高いですから安価なマーガリンの方が売れ行き、というか利益率も良いのでしょう。

それでもバター好きは多く、単にマーガリンとして販売するよりバター風マーガリンとしたが売れる事を知ったメーカーがどんどんバターぽいマーガリンを開発してるという事でしょうか。

仮にこの状況が悪だというのならば、諸悪の根源はこいつ(※個人的感想です)

明治チューブでバター1/3

これ、最初コレステロールが3分の1になったバターだと思ってましたからね。

このバター、柔らかいし良いよねーってイメージ。

これがバターではなくマーガリン類と知った時はちょっ!ってなりましたよ。

※この商品の種類別名称は「種類別名称は乳等を主要原料とする食品」です。

バター派はバター買った方が結局はコスパが良い?

バター風味も、バターパウダー使ってるやつは安いですけどバターの代用として使うには味はかなり物足りない。

原材料にバターとあるマーガリンは、まずまずなものもありますが、値段も相応して高くなっていくので、うーん。

かくいう私も味だけなら完全にバター派で、しかしマーガリン類は安いのバター風マーガリンもいくつか試しました。

が、味が物足りなくなり料理やパンに付ける量が結局増えてしまい「あれ、これバター買った方がお得なのでは?」状態に陥りました。

食べ物・飲み物比較

Posted by Yousuke.U